その空間は魅力的に表現されていますか?

その空間は魅力的に表現されていますか?

素材感と電球色について

建築写真撮影専門のfusephoto.netです。
建築写真の、特に室内の写真では、基本的には素材の色を表現する場合が多いです。
照明が入るとどうしても黄色い暖色系の写真になります。

最近は low-e ガラスも当たり前になってきており、
窓からの素材に当たる光が複雑になっています。

デジタル撮影では、自分で画像処理を行うのでRAW現像の技術が非常に重要になっています。

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写真を現像するときは、
空間全体の雰囲気と、素材感と、照明の効果、窓から入る自然の光、ガラスを通して当たる光、全て考慮しながらバランスを考えて現像していきます。
(デジタル画像を調整するときはRAW現像と言って画像処理のことを現像と言っています)

なので、一概に白色の壁を表現しました!と言って照明の光も白っぽくしてしまうということはありません。高解像モニターで反射光の移り変わりを慎重に、且つ楽しみながら現像をしています。

LED照明が一般的になりましたが、演色性の低いLED電球が、まだまだ多いように感じます。
白色LEDの技術は日進月歩で、演色性の高いLEDも幾つかあるようですので、
素材感のある空間には、演色性の高い電球を使うことをお勧めします。

※演色性とは、照明で物体を照らすときに、自然光が当たったときの色をどの程度再現しているかを示す指標で、平均演色評価数(Ra)を使って表すのが一般的です。Ra100は、自然光が当たったときと同様の色を再現していることを表します。

布施 貴彦
建築設計の実務経験を基盤に、建築写真家として独立。
20年以上にわたり建築撮影を専門とし、累計4,000棟以上、年間約200棟の撮影実績を持つ。
一級建築士として空間構成・素材・光環境を理解した上で、撮影から現像・納品までを一貫して設計。
独自に構築した高効率ワークフローにより、再現性の高い色表現と安定したクオリティを実現している。
建築を「完成写真」ではなく「設計意図を伝えるための媒体」と捉え、設計者・建設会社の価値を最大化する建築写真を追求している。
一級建築士
二等無人航空機操縦士(国家資格)
第三級陸上特殊無線技士
第四級アマチュア無線技士
一級建築士事務所主宰

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