建築FPVドローン撮影に関するよくある質問(Q&A)

建築FPVドローン撮影に関するよくある質問(Q&A)

建築映像表現としてFPVドローン撮影に興味はあるものの、
「本当に必要なのか」「頼んでいいのか」
迷われる方は少なくありません。

ここでは、実際によくいただく質問をもとに、
建築写真家の立場から率直にお答えします。

Q1. FPVドローン撮影は、すべての建築に必要ですか?

A. いいえ、すべての建築に必要な表現ではありません。

建築によっては、
写真や通常のドローン撮影だけで
十分に魅力が伝わるケースも多くあります。

FPVが効果を発揮するのは、

  • 動線や回遊性が設計の要になっている

  • 外観から内部への連続性が重要

  • 空間の関係性を短時間で伝えたい

といった条件が揃った場合です。

「使うこと」よりも
「使うべきかどうかを判断すること」

の方が重要だと考えています。

Q2. FPV撮影の事例がなくても依頼できますか?

A. はい、問題ありません。

FPV撮影は、
建築ごとに構成や飛行計画を設計する表現です。

そのため、
汎用的な事例映像よりも、
これから撮影する建築に対して
どのような構成が適切か

を考えることの方が重要になります。

事例の有無よりも、

  • 建築の内容

  • 表現の目的

  • どこを伝えたいか

を共有いただくことで、適切な構成をご提案できます。

Q3. 価格に幅があるのはなぜですか?

A. 撮影時間や飛行回数ではなく、
構成設計の深さが異なるためです。

FPV撮影を含む建築映像では、

  • 写真・通常ドローン・FPVの役割整理

  • 動線・視線の設計

  • 編集や発信を想定した素材設計

といった 事前の構成設計
仕上がりを大きく左右します。

価格の違いは、
「どれだけ考えるか」の違いであり、
単なる作業量の差ではありません。

Q4. 編集までお願いすることはできますか?

A. 用途に応じて対応可能です。

基本的には、
クライアント側で自由に活用できるよう、
撮影データでの納品を想定しています。

一方で、

  • Web掲載用の短編映像

  • ブランディング用途

  • アワード提出用

など、
編集を含めた形が適している場合には、
用途に応じた構成をご提案します。

編集あり・なしは目的次第
と考えています。

Q5. 建築写真だけではダメなのでしょうか?

A. 建築写真は、今も最も重要な表現のひとつです。

建築写真は、

  • 空間の質

  • 光の入り方

  • 素材やディテール

を正確に伝える、
非常に強い表現手段です。

FPVは、
それを置き換えるものではなく、
補完するための表現 です。

写真とFPVをどう組み合わせるか。
そこまで含めて設計することで、
建築の魅力はより正確に伝わります。

FPV撮影を検討されている方へ

FPVドローン撮影は、
「使えば良くなる」表現ではありません。

しかし、条件が合ったときには、
建築の体験や価値を
非常に明確に伝える力を持っています。

fusephoto.net では、
建築写真・映像制作の延長として、
FPVを 建築表現の一手法 として取り入れています。

FPV撮影の考え方や、
具体的なプランについては、
以下のページで詳しくご紹介しています。

👉 FPVドローンによる建築映像表現

まとめ

  • FPVは万能ではない

  • だからこそ、正しく使う価値がある

  • 判断から一緒に考えることが、結果につながる

そうしたスタンスで、
建築と向き合っています。

 

布施 貴彦
建築設計の実務経験を基盤に、建築写真家として独立。
20年以上にわたり建築撮影を専門とし、累計4,000棟以上、年間約200棟の撮影実績を持つ。
一級建築士として空間構成・素材・光環境を理解した上で、撮影から現像・納品までを一貫して設計。
独自に構築した高効率ワークフローにより、再現性の高い色表現と安定したクオリティを実現している。
建築を「完成写真」ではなく「設計意図を伝えるための媒体」と捉え、設計者・建設会社の価値を最大化する建築写真を追求している。
一級建築士
二等無人航空機操縦士(国家資格)
第三級陸上特殊無線技士
第四級アマチュア無線技士
一級建築士事務所主宰

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)