
建築写真は、
機材や画角だけで決まるものではありません。
設計者が何を考え、
どこに時間をかけ、
どのような体験をつくろうとしたのか。
その背景をどこまで読み取れるかが、
写真の説得力を大きく左右します。
fusephoto.net では、
建築を「見た目」ではなく
設計の思考と空間体験として捉えることを大切にしながら、
建築写真を撮影しています。
外観と内観は、ひとつの建築体験です
外観写真は、
建築単体を切り取るためのものではありません。
周囲の環境や街並み、
敷地との関係性を含めて、
その建築が「どのように存在しているか」を伝えるものだと考えています。
一方、内観写真では、
人がその空間に立ったときに
どのような光を感じ、
どのような奥行きを体験するのかを重視します。
超広角レンズを使うかどうか、
どの位置から撮るかは、
空間の性質や設計意図によって判断します。
無理に広く見せるのではなく、
その建築にとって自然な見え方を選びます。

ディテールには、設計者の思考が最も表れます
建築の質は、
ディテールに表れることが多いものです。
建具の納まり、
素材の切り替え、
階段や手摺の構成。
そこには、
設計者が悩み、選択し、積み重ねてきた思考が凝縮されています。
fusephoto.net では、
そうした部分こそ丁寧に向き合い、
時間をかけて撮影します。
ディテールの写真は、
建築そのものの質を静かに語る一枚になると考えています。

光は、待つものでもあり、読むものでもあります
光の条件は、
単に「晴れか曇りか」という話ではありません。
太陽の高さ、
開口部の向き、
季節による光の入り方。
図面と現地を照らし合わせながら、
どの時間帯がその建築にとって最もふさわしいかを判断します。
ときには光を待ち、
ときにはあえて影を残す。
建築の表情を引き出すための選択として光と向き合っています。

設計者の視点で撮るということ
私は、一級建築士として設計に携わってきました。
その経験があるからこそ、
-
何を強調すべきか
-
何を写さない方がよいか
-
どこを誇張すべきでないか
を判断することができます。
建築写真は、
建築を派手に見せるためのものではなく、
設計の価値を正確に伝えるためのものだと考えています。
設計者の意図を尊重し、
建築そのものが語る力を損なわない写真を目指しています。
建築の価値を、正しく伝えるために
建築写真は、
完成した瞬間だけでなく、
時間を経てなお使われ続けるものです。
ホームページ、
ポートフォリオ、
プレゼンテーション。
写真の質は、
建築の印象そのものを左右します。
この考え方に共感いただけた方と、
建築の価値を正しく伝える仕事をご一緒できれば嬉しく思います。