PC NIKKOR 19mm f/4E ED

PC NIKKOR 19mm f/4E ED

PC NIKKOR 19mm f/4E ED と D850

ニコンから19mmのシフトレンズが発売されてからは、PC NIKKOR 19mm f/4E ED と D850の組み合わせがとても良く、気に入っています。

レンズで建築空間の表現が変わります

PC NIKKOR 19mm f/4E ED

PC-Eの17mmがニコンから出れば良いなと思っていたのですが、19mmで良かったです。
トリミングもほとんど必要なく、カメラの画素数を十分に使いきれます。

PC NIKKOR 19mm f/4E

Nikon D850

D850 4575万画素
これでもっとダイナミックレンジが広ければ言うこと無しですが。

Nikon D850

通常の広角レンズで建築を撮影をすると、床の範囲が多く映ったり、天井が強調されたりします。

通常の広角レンズで、天井が高い空間を写すと床が広く写ってしまいます。
だからといって、脚立を使ってカメラの位置を高くすると空間の消失点が変わり、上から見たような写真になって不自然です。

通常の広角レンズで撮影。天井が高い空間では床が大きく写ってしまいます。なんだか床だけ写したような写真になってしまいます。

PC NIKKOR 19mm f/4E EDでの撮影は、レンズをシフトすることで、空間の消失点を変えずに写る範囲を調整することができます。

PC NIKKOR 19mm f/4E EDで撮影。レンズを上にシフトさせて調節した画像。天井を入れることで、天井が高い空間であることが見てわかるようになった。

広角レンズで撮影すると、天井も強調されたように写ってしまいます。

一般的な天井高の部屋では、通常の広角レンズで撮影すると、天井が強調された写真になります。

PC NIKKOR 19mm f/4E EDでの撮影は、レンズを下にシフトすることで、写る範囲を調整することができます。

通常の広角レンズで撮影。天井が写る範囲が広く天井に目が行ってしまい、写真を見たときどんな部屋なのか印象が薄い。

PC NIKKOR 19mm f/4E EDの撮影では、でレンズを下にシフトさせ、写る範囲を調整します。
天井面をカットし床面を増やすことで、その部屋がどのように使われるかを表現でき写真の説得力が強くなります。

PC NIKKOR 19mm f/4E EDで撮影。この場合はレンズを下にシフトし、床面の割合を増やすことで、室内がどのように使われるかを表現します。子供達のスペースであることが強調された。

吹き抜け空間を写すために、階段の途中に三脚をセットした場合

階段室の開放的な吹き抜け空間を表現したかったので、1階とのつながり感も写したいのですが、通常の広角レンズでは下側を写すことができません。

通常の広角レンズで撮影。ちょっと2階を見上げているような印象です。

そこでPC NIKKOR 19mm f/4E EDを使い、レンズを下にシフトすることで1階部分を入れ2階とのつながり感を表現します。

三脚を調節してカメラの高さを変えてしまうと、空間の消失点が変わり、見え方に影響するので、レンズをシフトして写る範囲を調整できるシフトレンズは、空間を写すときに、どおやって表現するかを調整することができます。

PC NIKKOR 19mm f/4E EDで撮影。この場合はレンズを下にシフトし、下のフロアを少し入れることで、吹抜け空間のつながりを表現した。

1階リビングのTVと2階天井の化粧梁を写すことで、上下階のつながりが、見てわかるようになりました。

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