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iPhoneで住宅写真を撮影する時に注意するポイントは何でしょうか?
特に注意しなければならないことは、次の5点です。
・広角レンズを使う。
・水平・垂直を正確に合わせる。
・撮影する時は、慎重に露出を決定する。
・理想のホワイトバランスを決める。
・レタッチする時は、ノイズ軽減と部分的な補正をする。
1.広角レンズを使う。
iPhoneカメラの焦点距離は約29mmと言われています。住宅写真、インテリア写真を撮るにはもっと広角でないと画面に収まらないので、iPhoneに取り付けるタイプのコンバージョンレンズを使って広角にします。
以前紹介したコンバージョンレンズを使ってください。iPhoneのカメラを約18mmの焦点距離にして、広く写すことができます。
コンバージョンレンズ
ExoLens with Optics by ZEISS Wide-Angle Lens Kit
2.水平・垂直を正確に合わせる。
iPhoneを水平・垂直にできるだけ正確に、三脚を使って調整する。
暗い室内では、シャッター速度が遅くなるので、手持ちではカメラがブレてしまいます。
水平・垂直を正確に合わせることで、後からレタッチで修正する必要がなくなり、画質の劣化を防ぎます。
iPhoneのセンサーサイズは一眼レフと比べて小さいため、補正を繰り返すと画質の低下が大きいので、画質が劣化する原因をできる限り減らすことが大事です。
3.撮影する時は、慎重に露出を決定する。
iPhoneで撮影するときは露出の設定ができるアプリ「Camera+」を使います。
Camera+の画面をタップして露出を決めるわけですが、基本的には、白とびを避けるために一番明るい部分をタップし露出を決めます。
しかし、この方法では写真全体が暗く写ってしまうことが多く、後からレタッチをして暗い部分を明るくしようとすると、ノイズが多くなってしまいます。そこで段階的に露出を変えたカットを3〜5カット撮影しておきます。
4.理想のホワイトバランスを決める。
撮影時に、できるだけイメージする色に近づけて撮ります。
ホワイトバランスを調整できるアプリを使います。ここでは「Camera+」を推奨しています。
5.レタッチする時は、ノイズ軽減と部分的な補正をする。
iPhoneで撮影した住宅写真を美しく仕上げるには、ノイズ軽減と部分的な補正が欠かせません。Adobe Photoshop Lightroomという写真レタッチ用ソフトを推奨しています。
一般的に写真のレタッチというとPhotoshopを連想させますが、Photoshopは様々な用途に対応できるように設計されているので、使いこなすには専門的な知識が必要になります。
Lightroomは写真編集に特化したソフトで、画像処理の専門的な知識がなくても直感的に使うことができます。部分的な補正機能が、写真の補正に最適化されていて大変使いやすいです。
以上、iPhoneで住宅写真・インテリア写真を撮る時の注意点を5つ紹介しました。
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布施貴彦
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